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英語に自信がないを終わりにする

その勉強法、アリですか?①「たくさんのフレーズを暗記」

約 5 分

世の中には、それはもう星の数ほど英語本があり、英語教室があり、勉強のしかたがある。

個人の発信する情報でも、SNSあり、ブログあり、動画ありで、本当にさまざまな英語の勉強のしかたがあり、この情報の海からどうやって自分に合った勉強法を探したらいいものか、多くの方はお困りなのではないでしょうか。

でも、実際には「効果のある勉強法」と「やっても無駄な勉強法」の違いは、確実にあります。もちろん「合う・合わない」「個人差」といった要素はあるのですが、世に出回っている勉強法の中で、ほとんどの人にとってやっても無駄な勉強法というものは、残念ながら存在しています。

みなさんにとって、何が役立つことで何がそうでないのか? その理由までも含めて、勉強法について解説していきたいと思います。

たくさんのフレーズを暗記する

たくさんのフレーズを暗記するというのはよくある勉強法で、「×××で覚えるフレーズ200」とか「○○で使える例文1500」といった具合に、とにかくたくさんの例文を暗記させるタイプの本もたくさんあります。

英語が話せるようになりたかったら、とにかくたくさんの例文を暗記する。これは正解の勉強法なのでしょうか。

・・・残念ながら、答えはNoです!!

もちろんどんな勉強法にも一理はあって、例文を覚えるのがまったく無駄ということはありません。でも、いくつかの観点から、おススメできない部分が大きいといえます。でも、逆にいえば、この「おススメできないポイント」をクリアしてしまえば、役立てていくことができるということでもあります。

おススメできない理由を以下の3点にまとめましたので、参考になさってくださいね。

1. 同じ場面になどそうそう遭遇するものではない

私もたくさんのフレーズを覚えることが嫌いではなく、昔はいろいろな本を見たり、英語の先生が書いているブログなどのかっこいい言い回しなどを覚えていました。しかし、実際にそれが役立てられたことは、今までほとんどありません!!「同じ場面」ということが、まずなかなかないんですよね。

旅行会話の本などを見ても、「入国審査」「ホテルのフロントで」などといったものすごく限定的な場面であれば、覚えたフレーズがそのまま使えるということは、多少あります。しかし、それでも多少は暗記フレーズが役に立つかも、というぐらいで、実際の入国審査ではパスポートを見せたらほとんど何もしゃべる必要がなかったとか、思いもよらないことを聞かれてまったく対応できなかったとか、そういうことの方が多いでしょう。旅行会話でも、「前日に撮った写真を友達に見せる」なんていう場面になってしまったら、そこに出てきたフレーズがそのまま使えるなどということは、まずありません。

「同じ場面」というのはなかなかありませんから、本当に基本的なものを除いては、やみくもに暗記しても、なかなか役には立てにくいと考えた方がいいでしょう。

2. 応用がきかない

フレーズ集にあった表現をそのまま暗記しても、文法的な知識がなければけっきょく応用がきかなくて使えない、ということがあります。

以前に私の生徒さんで、「ピアノのレッスンを受ける」を I take a piano lesson. と覚えていた方がいました。でも、これはいつでも「a piano lesson」になるとは限りません。文脈によって、the piano lesson になったり piano lessons になったりする可能性があります。「え? I take a piano lesson. は間違っているんですか!?」となってしまったのですが、そういうわけではありません。場面に合わせて、応用をきかせなければならなかったのです。

けっきょくは、覚えたことを柔軟に活かせる知識とトレーニングは必要だなあ、と思います。きちんとしたベースの知識、身につけましょう!

3. 日本語訳といつも合うとは限らない

このようなフレーズ集、たいてい日本語訳がついているかと思うのですが、その日本語訳が、どんな場面にでも合致しているわけではない、ということは覚えておくべきでしょう。

例えば My pleasure. のところに「いえいえ」と書いてあったので、No の代わりに “My pleasure.” と言ってしまった、というようなことですね。My pleasure. は、「どういたしまして」の代わりにカジュアルに使える表現なので、「ありがとう」「いえいえ」というやりとりのときにはいいですが、それ以外の「いえいえ」には対応していません。

こういったことは、思いのほかたくさんあるものです。ここでもやはり、きちんとしたベースの知識がないと、その文をどこで使ったらいいかが判断できない、ということになるかと思います。

誰かが作ったフレーズなんて

誰かが作ったフレーズをどんなにたくさん暗記しても、しょせん借り物で、生きたコミュニケーションにはなりにくいものです。それでも、私は実は、レッスンの中では「フレーズを覚えてください」とか「フレーズで覚えてください」と言うことがあります。フレーズを覚えるには、どんなフレーズを覚えればよいのかに、コツがあるのです。

フレーズを覚えることがまったく無駄ということではありません。やみくもに丸暗記をすることをおススメしない、というだけです。

覚え方のコツについては、レッスンの中で、このブログの中で、触れていきたいと思いますのでどうぞお楽しみに!