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英語に自信がないを終わりにする

英語を習得するのに暗記をしてはいけない3つの理由

約 5 分

英語がしゃべりたければ暗記してはいけない

英語をしゃべれるようになるには、とにかくたくさん単語を覚えなければいけない。そんな風に思っていませんか? 実は、そんなことはありません。むしろ、「暗記」で対応しようとすることが、うまく話すことに妨げになっていることすらあります。

最低限覚えなければならないことは、もちろんたくさんあります。でも、英語が話せるようになるためには、緑のペンで線を引いて赤いシートをかぶせて覚えるような、そんなタイプの暗記は必要ありません。むしろ、しない方がよいのです。

今日は、その理由を、3つお話したいと思います。

理由1:あなたはオウムではない

オウムって、人間の言葉がしゃべれる子もいますよね。でも、あれって本当に「しゃべって」いるのでしょうか。あれは、覚えた言葉を繰り返しているだけ。言ってみれば、録音した機械のボタンを押すとその通りの音が再生される、というのと変わりありません。オウムのように覚えたことを繰り返すだけでは、コミュニケーションにはなりませんね。

悩むオウムそして、どんなにたくさん例文を覚えても、その覚えた例文に合わせて現実の場面が用意されるということは、ありません。こんな場面ではこういう言い回しをする、というのをある程度覚えておいた方が、はじめのうちは楽です。それは、ある程度は必要だといえます。でも、それだけでは”ある程度”止まりで、中級以上の会話力になることはありません。少しでも複雑なことを話そうとしたり、ピッタリくるニュアンスを探そうとすると、もう暗記した例文では間に合わなくなるのです。これが通用するのは最初だけです。最後には、英語のしくみを理解し、それに合わせて単語を乗せ、運用していかなければならないのです。

たくさんのフレーズを暗記することの全てが無駄になる、ということはありません。でも、これだけはしっかり覚えておいてください。どんなにたくさん暗記しても、しくみの理解が伴わない限り、自在に英語が操れるようには決してならないのです。

理由2:理解したことを暗記する必要はない

暗記しない方がよいもうひとつの理由。それは、そもそも「暗記」する必要自体ない、ということです。きちんと理解していることは、「暗記しよう!」と意気込まなくても、頭に入るからです。

人に何かを説明しようとしたとき、資料を見ながらでないとしゃべれないようなことは、理解が足りていないことが多いというのは、みなさんも想像がつくのではないでしょうか。単語が覚えられないのは、その単語をよく理解していないからだ、という側面が、実はかなりあるのです。この単語の中心義はなんだろう? どうしてこんな派生義がつくんだろう? この前置詞とセットのときにはこういった意味になる、こういう場面で使われるときにはこんなニュアンスを出すことができる。そういったことをしっかり理解している単語は、いわゆる「暗記」の対象にはなりません。ここまで理解したら、暗記するまでもなく覚えているからです。

英単語はたくさんあるから、その一つひとつについてそんなに細かいことまでやっていられない、とお思いですか? そんなことは、おそらくないでしょう。なぜかというと、すべての単語について細部までやらずとも、10語、20語、50語と理解を重ねていくうちに、だんだん勘が働くようになってくるのです。複数の単語にわたる共通のパターンや傾向などは、慣れれば短時間でつかめるようになってきます。そして、そのためのコツはお教えします。何千回も繰り返さずとも、つかめるようになりますので安心してくださいね。

しっかりと理解するというのは、はじめのうちはとても骨の折れる作業です。でも、積み重なっていったときに、その効果にきっと驚かれることでしょう。暗記に頼っていては、決して見えない世界が見えてきます。これこそが外国語学習の醍醐味だともいえるでしょう。いっしょにがんばりましょうね!

理由3:時間の無駄

おそらく日本人の英語学習者が一生懸命暗記をしようとするのは、受験勉強のときにそれが有効だったという経験があるからだと思います。リーディングを中心としたテストの問題を解いていくには、暗記は有効であることが多いでしょう。でも、話したいと思ったとき、書こうと思ったとき、つまりアウトプットしようとするときには、暗記で覚えたことは、ほぼ役に立たないと考えてよいでしょう。単語にしても例文にしても、ただただ覚えただけのことは役に立ちません。役に立たないことをやるというのは、時間の無駄です。

少したいへんですが、文法も、単語のもつ意味や機能も、しっかりと理解しましょう。その上で、アウトプットのためのトレーニングをしましょう。けっきょくは、それが自由に英語を話せるようになるための最短距離なのです。

ノーモア暗記!

英語をマスターするために、安易に暗記に頼ってはいけません。ある程度まではそれでうまくいくように見えるかもしれませんが、いずれ頭打ちになるときが来ます。英語を習得するのに、暗記は必要ありません。きちんと理解し、頭に入れて、使いこなせるようになりましょう。